湯の個性を知る

茶褐色の温泉の特徴

黄金色や茶褐色の湯は、湧き出したあとの変化が色にあらわれた湯です。

茶色く見える理由

鉄を含む温泉は、湧き出した直後は透明でも、空気に触れて鉄が酸化すると茶色く濁ることがあります。鉱泉分析法指針も、温泉水が空気に触れると酸化で鉄(Ⅲ)イオンが増えることに触れています。

ただし茶色の湯がすべて鉄によるとは限らず、色のもとになる成分は温泉ごとに違います。

タオルや水着の色移り

色の濃い温泉では、タオルに色が移ることがあると案内している施設もあります。施設の案内を確かめてください。

黄金色・茶褐色の湯の例

温泉地・施設の公式の案内に書かれた湯の個性です(湯の状態は日や時間で変わります)。

兵庫県・有馬温泉・施設

金の湯

黄金色・茶褐色の湯源泉かけ流し

含鉄・ナトリウム・塩化物の強塩泉「金泉」を使う。掲示された性状では、強い塩味と苦味、金気(鉄の味)があるとされる。

湯の色
湧き出した直後は無色透明で、すぐに茶褐色に濁る(金泉)
香り
無臭(掲示の性状)
加水・加温など
加水あり・加温あり・循環なし・消毒あり

出典: 有馬本温泉 金の湯 | 有馬温泉 金の湯・銀の湯 公式サイト(確認 2026-10-13)

群馬県渋川市・温泉地

伊香保温泉

黄金色・茶褐色の湯透明な湯

豊富な鉄分で茶褐色になる「黄金(こがね)の湯」と、無色透明で柔らかな「白銀(しろがね)の湯」の2種類の源泉がある。温泉まんじゅうの茶色は茶褐色の湯が由来とされる。

湯の色
鉄分による茶褐色の「黄金の湯」と、無色透明の「白銀の湯」

出典: 伊香保温泉(心にググっと観光ぐんま)(確認 2026-10-13)

群馬県・伊香保温泉・施設

ホテル松本楼

黄金色・茶褐色の湯透明な湯

8階と2階の大浴場の両方で黄金の湯と白銀の湯の2つの源泉に入れる。

湯の色
黄金の湯は鉄分の酸化で茶褐色、白銀の湯は無色透明
泉質
硫酸塩泉∴カルシウム・ナトリウム-硫酸塩・炭酸水素塩・塩化物温泉(中性低張性温泉)(黄金の湯)/メタけい酸単純泉(白銀の湯)
源泉名
黄金の湯・白銀の湯

出典: 温泉 | ホテル松本楼(公式)(確認 2026-10-13)

「黄金色・茶褐色の湯」の温泉を探す

出典

この記事は公的資料をもとに温泉街図鑑が独自にまとめたものです。医療上の判断は医師に相談してください。